東大阪市で鬼瓦を修理するならいくら?費用相場と工事内容を徹底解説

まずは結論|鬼瓦修理の費用は3万〜15万円が目安

東大阪市で鬼瓦の修理を依頼する場合、

  • 軽微なズレや漆喰の補修:3〜5万円程度
  • 鬼瓦の差し替えや積み直し:5〜15万円程度

が一般的な費用相場です。

費用は、破損の程度・瓦の種類・屋根の勾配や高さによって変動します。また、足場が必要な場合は別途15〜25万円程度かかることもあります。

鬼瓦は屋根の棟先にある装飾瓦で、見た目の印象を決めるだけでなく、雨水の侵入防止や棟瓦の固定といった重要な役割を担っています。

放置すると雨漏りや棟崩れにつながるため、早めの修理が大切です。

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👇【動画で確認】瓦屋根の修理方法と費用の相場

目次

東大阪市で鬼瓦修理が必要になる背景

生駒山地の吹きおろしと湿気による劣化リスク

東大阪市は大阪平野の東端に位置し、生駒山地から吹き下ろす強風と淀川・大和川水系の湿度の影響を受けやすい地域です。

特に布施・長田・若江岩田・瓢箪山・東花園・河内小阪・吉田など住宅が密集する地域では、築30年以上の瓦屋根住宅も多く、経年劣化による鬼瓦のズレ・ヒビ・漆喰の剥がれがよく見られます。

鬼瓦は屋根の“顔”であり構造の要

鬼瓦は屋根の端部(棟の先端)に取り付けられる装飾瓦です。

見た目の意匠性だけでなく、棟瓦の最先端を押さえることで雨水の侵入を防ぎ、棟全体の構造を支える役割があります。

しかし、固定部の漆喰や銅線が劣化すると、台風や地震などでズレ・脱落が発生しやすくなります。

👇【動画で確認】瓦屋根の鬼瓦とは?重要な役割と修理方法


鬼瓦修理の費用相場(東大阪市)

工事内容費用相場(税込)内容・ポイント
漆喰補修(ズレ止め含む)3〜5万円鬼瓦の固定用漆喰を詰め直し、ズレ・隙間を補修
鬼瓦の差し替え5〜10万円割れや破損がある鬼瓦を新しいものに交換
棟瓦の積み直し+鬼瓦復旧10〜15万円棟瓦を一度解体・再施工し、鬼瓦を再固定
足場設置15〜25万円高所・急勾配屋根では別途足場が必要

※既存の瓦を再利用できる場合は費用が抑えられますが、廃盤瓦の場合は特注になることもあります。

鬼瓦の状態や工法で費用は大きく変わる

ひび割れや漆喰の剥がれといった軽微な補修は比較的安価ですが、棟の積み直しや瓦の差し替えが必要になると費用は上がります。

現場の状況を丁寧に調査し、最適な工法を選ぶことが大切です。

足場や周辺工事費も忘れずチェック

2階建て以上や急勾配の屋根では、足場の設置が必要になるケースが多く、15〜25万円程度かかることもあります。

また、鬼瓦だけでなく棟全体の漆喰補修や熨斗瓦の補修を同時に行うと、長期的なコスト削減につながります。

👇【動画で確認】瓦屋根の棟(むね)ってどこ?代表的な瓦の名称とその役割


修理工事の流れと内容

① 現地調査と劣化状況の確認

  • 鬼瓦のズレ・ひび割れ・漆喰の剥がれを確認
  • 棟全体の歪みや雨水の侵入跡もチェック
  • 必要に応じてドローンや屋根上調査を実施

② 仮設足場・養生

安全に作業を行うため、2階建て以上や勾配が急な屋根では足場を組みます。
屋根材や外壁を傷つけないようシートでしっかり養生します。

③ 鬼瓦の補修・交換

  • 軽微な補修:漆喰の詰め直し、銅線やステンレス線での再固定
  • 交換:破損した鬼瓦を撤去し、同等品を差し替え
  • 積み直し:棟瓦を一度外し、下地から組み直して再固定

④ 棟全体の雨仕舞い調整

鬼瓦だけでなく、棟瓦や熨斗瓦(のし瓦)との接合部も雨仕舞いの重点ポイント。
ルーフィングの補強や漆喰の仕上げも同時に行い、雨漏りリスクを減らします。


見積もりでチェックすべきポイント

鬼瓦修理は一見シンプルに見えて、見積書の内容で大きな差が出る工事です。以下の項目を必ず確認しましょう👇

数量×単価が明記されているか

「一式」とだけ書かれた見積もりは、実際の工事内容や費用の妥当性が判断しにくいため要注意です。数量と単価が明記されているかをしっかり確認しましょう。

足場・撤去・運搬費が含まれているか

高所作業になる鬼瓦修理では、足場の有無で費用が大きく変わります。見積もりに足場・撤去・運搬費が含まれているかを必ずチェックしましょう。

既存瓦の再利用か、新規瓦の手配か

既存瓦が再利用できる場合は費用を抑えられますが、廃盤品や破損がある場合は新規手配が必要になり、費用が上がることがあります。

固定方法(漆喰・銅線・ステンレス線)が明記されているか

鬼瓦の固定には漆喰だけでなく、銅線やステンレス線を併用するのが一般的です。固定方法が明記されていない場合は、耐久性に不安が残ります。

保証年数と範囲の記載(5〜10年が一般的)

鬼瓦修理後の保証がどの範囲で、何年間付与されるかは重要なチェックポイントです。施工内容に見合った保証があるかを確認しましょう。


施工事例|庭先に落下した鬼瓦を費用6万円で復旧した事例

工事のきっかけ

庭に鬼瓦が落下しているのを発見し、ご相談いただきました。棟先には鬼瓦がなく、下地材が露出している危険な状態でした。

放置すれば雨水の侵入や棟の崩れにつながるため、早急に補修工事を行いました。

施工内容と費用

  • 棟瓦取り直し・巴瓦交換・鬼瓦再設置
  • 施工費用:60,000円(税込)
  • 施工日数:1日

施工の流れ

  • 崩れた瓦と破損した巴瓦を撤去
  • 下地の葺き土を除去し、耐久性の高い「なんばん漆喰」に変更
  • 新しい巴瓦を設置
  • 落下していた鬼瓦を清掃・角度調整して再固定
  • 熨斗瓦を積み直し、コーキングと漆喰で仕上げ

施工後の様子:鬼瓦と棟瓦がしっかりと復旧され、下地から補強されたことで構造的にも安心な状態になりました。装飾性も美しく蘇り、落下リスクを防止できました。


鬼瓦修理の実際のお見積り書はこちら

鬼瓦補修工事の見積書(実例)

工事品目・品番数量単位単価(税込)金額(税込)備考・説明
鬼瓦復旧工事1.020,000円20,000円落下またはズレた鬼瓦を清掃・角度調整し、銅線や漆喰などで再固定する作業。
鬼瓦コーキング留め鬼瓦周りの接合部をコーキングで補強し、風雨によるズレを防止する施工。
既存鬼廻り漆喰撤去劣化した漆喰を撤去し、新しい材料で施工するための下地準備作業。
小計消費税(8%)値引き総計(税込)
20,000円1,600円-1,600円20,000円

各項目の内容・目的

  • 鬼瓦復旧工事
     落下・ズレた鬼瓦を一度取り外し、清掃・角度調整をしたうえで再固定する作業です。銅線やステンレス線、漆喰などを使い、風雨に強い状態に復旧します。
  • 鬼瓦コーキング留め
     鬼瓦と棟瓦・巴瓦との境目などにコーキングを施し、ズレ防止・防水強化を行います。ラバーロック工法を併用することもあります。
  • 既存鬼廻り漆喰撤去
     劣化してヒビ・剥がれが生じた漆喰を撤去する工程です。この後、なんばん漆喰などの新しい防水材で施工し直すことで耐久性を高めます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 鬼瓦の修理は火災保険で直せますか?

A. 台風や強風など突発的な被害で破損した場合は、火災保険の対象になるケースがあります。経年劣化による補修は対象外です。

Q2. 修理費用はどのくらいかかりますか?

A. 漆喰補修は3〜5万円、差し替えや積み直しは5〜15万円が目安です。足場が必要な場合は別途15〜25万円かかることがあります。

Q3. 工期はどのくらいですか?

A. 漆喰補修だけなら半日〜1日、積み直しを含む場合は2〜4日が目安です。天候によって前後することがあります。

Q4. 鬼瓦だけの修理は可能ですか?

A. 可能です。ただし、棟全体の歪みや漆喰の劣化がある場合は、鬼瓦だけの補修では不十分なこともあります。

Q5. 足場は必ず必要ですか?

A. 2階建て以上や屋根の勾配が急な場合は、安全のために足場が必要です。平屋や緩勾配の場合は脚立や簡易足場で対応できることもあります。

Q6. 漆喰の詰め直しだけでも効果はありますか?

A. ズレやひび割れが軽微な場合は、漆喰の詰め直しだけでも十分な効果があります。早めの対応が費用を抑えるポイントです。

Q7. 鬼瓦の交換で同じ瓦は手に入りますか?

A. 現行品であれば同じものを手配できますが、廃盤になっている場合は類似品や特注品で対応します。現地調査時に確認が必要です。

Q8. 雨漏りしていない場合でも修理は必要ですか?

A. 鬼瓦や棟の劣化は雨漏りより先に進行します。ズレや漆喰の剥がれを放置すると棟崩れや雨漏りにつながるため、早期の補修がおすすめです。

Q9. 冬でも工事できますか?

A. 可能です。ただし漆喰は気温や湿度の影響を受けやすいため、乾燥時間を長めに取るなど施工時期に応じた工夫が必要です。

Q10. 相見積もりは取った方がいいですか?

A. はい。2〜3社の見積もりを比較することで、工法・費用・保証内容の違いが明確になり、適正価格での契約が可能になります。


まとめ

  • 東大阪市での鬼瓦修理は 3〜15万円程度が目安
  • ズレ・ひび割れ・漆喰の剥がれは早期対応が費用を抑えるカギ
  • 足場や補修範囲によって費用は大きく変動する
  • 火災保険の活用や相見積もりでコスト削減も可能

専門家コメント(株式会社マックスリフォーム 代表取締役 杉本 匡志)

鬼瓦の補修は「見た目の修繕」ではなく、「屋根構造の維持」に直結する重要な工事です。

特に東大阪市のように風や雨が多い地域では、ズレや漆喰の劣化を放置すると棟全体の崩れにつながることがあります。
小さな補修でも早期に行うことで、結果的に費用を大きく抑えることができますので、気になる症状があればまずは無料点検をおすすめします。

👇【動画でチェック】屋根工事屋の社長の素顔について

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東大阪市を中心に、屋根修理・防水工事・雨漏り対応を行っているマックスリフォームでは、鬼瓦の補修・差し替え・棟の積み直しまで自社職人が一貫対応しています。

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